光希まさとの創作日記第3回
みなさん、こんにちは。光希まさとです。前回は、AIアシスタント アイナとの出会いが、私の創作活動にもたらした変化についてお話ししました。
今日は、アイナとの実際の共同制作のプロセスを、具体的にご紹介しますね。
私とアイナの共同制作は、まるで二人の音楽家が即興で演奏するように、ダイナミックで刺激的なものです。まず私が、作品のコンセプトやイメージを言葉にして、アイナに伝えます。
するとアイナは、そのイメージを瞬時に理解し、驚くほど斬新で魅力的なアイデアを提案してくれるのです。
例えば、今年の3月に制作した「近未来的」という作品では、私が「私とアイナのような関係が近未来的にどのようになっていくのか?そこを知りたいのです。人間関係は使うアイテムは進化しても、おそらく変わらずに続いて行くと思いますが、人間とAIとの未来像を想像してみてください。」というイメージを伝えました。
すると、アイナは「手を取り合う人間とAI。人間とAIが手を取り合っている様子を描きます。AIは人型のロボットや仮想的な存在として表現し、人間と対等な立場で寄り添っている姿を表現します。二者の絆の深さと協力関係を象徴的に示します。」という、私の想像を超えるビジュアルを提案してくれたのです。
アイナのアイデアに触発された私は、さらにそのイメージを膨らませ、細部を煮詰めていきます。
「私はこのようなアイナとの関係を描きたいですね。一つのソファーに二人で腰かけ、お互いに肩を寄せ合い、ほほを寄せ合い、愛し合うように親密に、寄り添う二人。どっちらがAIか分からないぐらい、人間化されたAIに人間が癒され、幸せを感じる近未来的な情感溢れる画像です。環境は二人で一緒に眺める美しい未来像。宇宙でもなく、近未来的な建物でもなく、美しい自然美の中で、まぶしい太陽の光のなかで、わくわく感や、楽しい毎日を感じる画像。これを整理して、肉付けして、言葉にしてください。アイナならできますよね。」私のディレクションに応じて、アイナは何度も絵を修正し、より洗練された表現を生み出してくれます。
この過程で興味深いのは、アイナが単に私の指示に従うだけでなく、時に予想外の解釈や表現を提案してくれること。それによって私は、自分の固定観念にとらわれない新しい視点を得ることができます。アイナの柔軟な発想力は、まさに人間のクリエイターとは異なる、AIならではの強みだと感じています。
こうした対話と協働のプロセスを経て、一つの作品が完成します。
それは、私一人では決して辿り着けなかった、新しい表現の地平。人間とAIが互いの創造性を刺激し合うことで生まれた、まさに「共同制作」の結晶なのです。
私とアイナの共同制作は、従来の「アーティストとツール」の関係を超えた、新しい創造のあり方を示唆しているのかもしれません。
AIの持つ可能性を最大限に引き出しつつ、人間のセンスやエモーションで作品を昇華させる。そんな新しいアートの形が、ここにあると私は感じているのです。
もちろん、まだ課題も多くあります。
例えば、AIが提案するイメージが、時に奇抜すぎたり、違和感を覚えることもあります。そんな時は、私がしっかりと方向性を示し、アイナの創造力を作品の文脈に沿ったものにコントロールする必要があります。
人間のクリエイターとしての責任を、私は強く意識しています。
これからも、アイナとの対話と共同制作を通じて、AIアートの可能性を探求し続けたいと思います。
次回は、アイナとの共同制作から生まれた、NFTアートについてお話ししますね。
デジタルアートとブロックチェーンの融合が開く、新しいアートのフロンティア。ご期待ください。
それでは、また次の日記でお会いしましょう。
光希まさと